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「いじめゼロ」宣言は、いじめを増加させる先月、文部科学省が発表した「いじめ」の全国統計。財務省がその統計を用いて、「40人学級の復活」を文部科学省に要請したこともあって(詳しくは、Yahoo!ニュース「財務省に異議あり いじめ認知増で35人学級から40人学級へ?」)、いじめの件数は、例年にも増して注目を集めている。 さて、そのいじめへの対応・対策について、よく目にするのが「いじめゼロ」宣言である。都道府県教委、市町村教委、学校、学級それぞれの単位で、「いじめゼロ」がしばしば目標とされる。 いじめが「ゼロ」であるに越したことはない。子どもがいじめで苦しむことを、私たち大人は誰も望んでいない。だがここで強調しなければならないのは、「ゼロ」という数値目標は、いじめを減らすどころか、いじめを温存させてしまう可能性があるということだ。 鳥取県で「いじめゼロ」の撤回鳥取県で10月下旬、教育委員会がいじ
いじめ対策の標語として「いじめゼロ」は不適切とし、鳥取県教委などが県内243校の小中高生ら全員に配るクリアファイルの文言を変更した。 教員らが件数ゼロを意識して報告をためらい、子どもへの適切なフォローを損なう可能性があるとの懸念が出たため。同教委は「いじめの早期発見につながるようなメッセージに変えた」と話している。 クリアファイル(A4判)は、同教委が専門家らとつくる「県いじめ問題対策連絡協議会」が、国や県のいじめ相談電話やメールアドレスなどを子どもたちに知ってもらおうと6万8000枚制作。当初は「みんなの力でいじめゼロ!」「そんな勇気、私たちも応援します」とする予定だった。 しかし、委員の一人で、子どものいじめ問題に詳しい県医師会の長石純一医師が「具体的な数値を出すと、その数値に近づけた人が評価される」と懸念を示し、「笑顔でつながる」「みつめようじぶんの・こ・こ・ろ・ みつけようあいての
わかりやすく表わそうとして、「もつれ」+「こじれ」=「もじれ」とこの本の帯には書いた。もじれは、もともとは単にもつれ、こじれだけではなくて、よじれる、ねじれる、さらにはもじもじする、じれるといったニュアンスを含む言葉だ。自作の造語のつもりで、ブログのタイトルを「もじれの日々」としたこともあった。それで、なかなかうまくいかなくて悶々とする日々の感覚を表そうとした。後で調べてみると、辞書にきちんと載っている。 ──この本には社会をとらえる新語ないし造語が豊富です。 まだ常識という形で理解されていない事柄を指摘したいという気持ちがあり、そうなると必然的に、今まで使われてきた言葉では表現しきれない。これまでの議論を踏まえたうえで、こういうふうに呼んでみたいと、いくつか新たに表現している。 ──現状をとらえるのにハイパーメリトクラシーが適切なのですか。 メリトクラシーという言葉は、業績主義とか能力主
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