精神の障害を抱えた三男の暴力に悩み、三男を殺してしまった父親の裁判の記事(12月4日付朝刊)に、多くの反響が寄せられました。「どうにかならなかったのか」「ひとごととは思えない」。そうしたなかで、切実な思いを打ち明ける手紙を寄せてくれた家族に、話をうかがいに行きました。 警察も医師も解決できず 「私たちも、ありとあらゆる苦難とともに生きています。娘を殺さなければ家族の誰かが殺されるか、巻き添えで死ぬことになるのではという恐怖とともに生きてきました」 神奈川県に住む50代の女性は胸の内を打ち明けた。いまは20代になる長女が摂食障害を起こしたのは、14歳の時。その後、精神疾患の疑いがある、と医師に告げられた。学校に行けなくなり、入退院を繰り返した。16歳ごろからは暴力がひどくなり、女性に塩酸が原料の洗剤を飲ませようとしたり、夜中にわめいて暴れたりすることも増えた。 「警察に連絡をすると、『またか
■年末年始の運動部活動世間はすっかり年末年始の休日モードだ。だが、いまだに休日が訪れない世界がある。学校の部活動である。 ツイッターを検索すると、大晦日や元旦を除いてすべて部活動が入っているとか、それどころか大晦日や元旦にまで部活動があるとのつぶやきを見かける。 多くの部活動は、そこまで厳しいものではない(と信じたい)ものの、これを機に一つ考えたいことがある。それは、部活動の日数についてである。 ■お互いに強制し合っている?!中学校や高校では、平日の朝夕はもちろんのこと、土日祝日まで部活動を実施しているところは少なくない。 「土日にまで、なんで部活動やるの?」と先生に尋ねると、「生徒がやりたがるから…」という答えが返ってくる。他方で、生徒に同じことを尋ねると、「先生が、“やるぞ”と言うから」だという。なんだか、不思議なことが起きている。 部活動ありきの世界では、教員と生徒がお互いに、あるい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く