障害の受容 子どもにしても大人にしても、発達障害というものは見た目ではわからないし、診断を受ける前とあとで、その本人に変化があるわけでもない。 ただ、「ああ、そうだったのか」と自己理解するだけ。 親御さんであれ、成人だったら本人であれ、障害というものをそれまでどう捉えていたかによって、発達障害の受容は変わってくるのではないかとわたしは思う。 わたしは、どちらかというと障害というものに大きな隔たりを感じていて、暴言を吐くならば「人ではなくなる」くらいにイメージしていた。 つまり根本からの差別をしていたわけだ。 障害と面とむかって対峙したのは、息子の診断を受けたとき。 診断してくださったドクターに暴言を吐いた覚えがある。 せっかくドクターが「お母さんのせいではないですよ」というセリフを言ってくれたのに。 それからが障害についてわたしの考えがゆっくり変わって行ったはじまりだった。 診断を受けた児