長崎県諫早市の男性(73)が3日、孫の女児(2)と男児(9カ月)を市内の保育園まで送り届けた際、男児を預けるのを忘れ、車に乗せたまま帰宅。男児は車内に約7時間放置され、病院に運ばれたが死亡した。諫早署によると、男性は「2人とも預けたと思い込んだ」と話しているという。 同署によると、男性は午前9時ごろ、女児を園に預け、男児を運転席の真後ろのチャイルドシートに座らせたまま帰宅。迎えに行った午後4時20分ごろ、園側から「1人しか預かっていない」と言われ、車内に男児を残していたことに初めて気付いた。両親は共働きで、男性が送り迎えすることが多く、1人だけ預ける日もあったため、園側も気付かなかったとみられる。 同署は「チャイルドシートを進行方向後ろ向きに取り付けていたので、確認できなかったのではないか」としている。