文を書くには, 文字以外に句読点をはじめとするさまざまな記号や符号が使用される。文をより正確に, 読みやすく表現するためには, これらの記号類は重要な要素となる。日本語の横組の文で用いられている句読点には, 現在3通りの組み合わせが存在する。本稿では, 句読点の不統一性に着目することでその現状について把握し, 問題点の所在を明確にすることを目的とする。まず, これらの句読点がどのような規則に基づいて決められ, 使用されるに至ったのかを把握するため, 句読の指針を示す記述がある文献について調査した。次に, 句読点の使用の現状を知るために, 現在発行されている定期刊行物がどの方式を採用しているのか調査し, それらの分野ごとの傾向について比較した。最後に, アンケートを通して個人の句読点に関する意識調査を行った。句読点の不統一性に着目した3調査の結果, 句読点に関する一般の規則と, 印刷物におけ
タイトル別名 カンセイ ルール ベース オ モチイタ ニホンゴ フォント ジドウ サクセイ システム An Automatic Japanese Font Designing System Using Kansei Rule Base 知識処理 本論文では感性ルールベースを用いた日本語フォント自動作成システムを提案する.提案手法は様々なデザインのフォントを自動生成することを目的としている.フォントは,各文字の骨格情報に,太さなどのパラメータによる肉付けが行われることで生成される仕組みとなっている.また,ユーザの入力には感性語を用いる.感性語とフォントデザインの対応は,各フォントに対する印象がファジィルールとして保存されている.これらはアンケートによって得られた感性情報を解析することで構築される.感性の反映には,遺伝的アルゴリズムを用いている.これにより,フォントは世代が進むにつれてユーザの
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