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ブックマーク / science.srad.jp (27)

  • ヒトの言語はネアンデルタール人よりも前に始まっていた? | スラド サイエンス

    ネアンデルタール人の祖先と考えられている、53万年以上前のホモ・ハイデルベルゲンシス人の頭蓋骨をCTスキャンして外耳道を再現したところ、現在の人間の言語伝達と同じ2~4kHzの周波数に最大感度域があるということが明らかになりました(Science News、家記事)。 感覚系のシステムは神経学的には高度であり、目的がなければこのように発達するとは考えにくく、言語が今まで考えられていたよりも早く始まった可能性を示唆しているとのことです。 今までもネアンデルタール人の言語発達を、声道を再現して突き止める試みが行われてきましたが、声道は組織から成るため殆ど痕跡が残っておらず、解明出来ずにいました。耳の場合、骨からより多くのことが分るとのことです。この発見はハイデルベルク人が話せたということを直接的に示すものではないとのことですが、ヒトの祖先の耳に何らかの変化が起き、それが言語の発達を促した可能

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    karpa 2008/07/15
  • 健康的な生活で遺伝子発現が変化する | スラド サイエンス

    ロイターの記事によると、良い生活や運動を増やすなどにより生活スタイルを大幅に変えることで、体の変化だけでなく遺伝子レベルでの大きな変化が即座に引き起こされるという研究結果が発表されたようだ。 同記事によると、良性の前立腺がんを患う30人の男性に対して、 3か月の間果物や野菜、穀物、豆製品などを中心とした生活を送る 一日30分のウォーキングなどの軽い運動を行う 一日1時間の瞑想などの「ストレスマネージメント」を行う などといった大幅な生活の変化を経験してもらったようだ。その結果、減量や血圧の低下といった健康状態の改善に加え、病気を進める遺伝子の数より病気を防ぐ遺伝子の活動が活性化するなど、前立腺の組織の遺伝子に変化が見られたとのことである。 この研究を行ったDr. Dean Ornish氏は、次のように述べている。 これは非常に興奮すべき発見だ。しばしば人々は「すべては遺伝子のせいだ」な

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    karpa 2008/06/19
    "発現"を最初見落として、ええ!?と思つた(莫迦
  • ポリ袋を3ヶ月で分解してくれるバクテリアを発見 | スラド サイエンス

    自然分解するには1000年かかると言われているポリ袋(ポリエチレン)だが、これを3カ月でほぼ完全に分解するバクテリア(細菌)が発見された。発見したのはカナダの高校生(11年生)のDaniel Burd氏で、報告書(PDF注意)によると、スフィンゴモナス属細菌とシュードモナス属細菌を混ぜ合わせることで、それぞれを単体で用いた場合に比べ高い分解能力を発揮するようだ。 この報告書は今年5月に開催されたカナダの学生向け科学展Canada-Wide Science Fair 2008に提出されたもので、Burd氏は12の賞と合計5万7825ドル(おそらくカナダドル)の賞金、奨学金を獲得している。

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    karpa 2008/06/15
  • 偶然にも、超新星の誕生を捉えるのに成功 | スラド サイエンス

    プリンストン大学のAlicia Soderberg氏らは、山座の付近で超新星の誕生を捉えた(NASAの記事)。彼女らは、渦状銀河NGC 2770の調査のためにスウィフト(Swift)衛星で観察していたところ、何もなかった空間からの非常に強いX線放射に遭遇した(NASAの記事に爆発前と後のデータ画像あり)。その後、超新星以外の可能性を除外するために、世界のほかの望遠鏡も加わって30日間以上観測が続けられたそうだ。これまでは、数時間、数日後からのデータしかなかったが、爆発を捉えたことでブラックホールの研究などで裏付けに役立つのは間違いないだろう。

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    karpa 2008/05/23
  • 睡眠不足だと仕事がはかどらない理由、科学的に明らかになる | スラド サイエンス

    睡眠不足で物事に集中できなかったり、仕事が進まない、といった経験がある方は多いと思いますが、なぜ睡眠不足だと集中できないのか、その理由を科学的に分析して明らかにした研究結果が発表されました(論文、 Reutersの記事)。 この研究を行ったのは、ペンシルバニア薬科大学のDavid Dinges氏らで、睡眠不足状態の脳の活動状態をfMRIで調べたところ、脳の複数のエリアでその活動が突然ストップすることを確認できたそうです。 睡眠不足状態では脳が睡眠状態に陥るのを止めることができず、睡眠状態と覚醒状態が短期間の間に交互に繰り返される状態になり、その結果集中力と視覚的処理能力が劇的に低下する、とのこと。 たった一晩の徹夜でも、脳はこのような状態になってしまうとのことで、もし効率的に仕事を進めたいのなら、やはり徹夜は避けたほうがよさそうです。

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    karpa 2008/05/23
    そんなこといはれてもをはらないものはをはらないんだ、といふのが睡眠不足を招くんだな、うん
  • スラッシュドット・ジャパン | 空中分解したコロンビア号の実験データ入りハードディスクを復元

    家記事より。2003年にスペースシャトル・コロンビア号が帰還飛行中に空中分解した事故の後、機体の残骸は数ヶ月に渡って捜索・回収されました。その中には、ミッション中に行われた微小重力下におけるキセノンの動きの実験データが保存されたハードディスクも含まれていました。 空中分解によって高度3000mから地上に叩きつけられた、Seagate社の400MBのハードディスク(Block&Filesの記事やScientific Americanの記事内に写真あり)のデータリカバリは、米ミネソタ州のKroll Ontrackによって行われ、ディスク内の90%のデータを復元することに成功したそうです。 その後、数年に渡って研究は続けられ、実験データの分析結果をPhysical Review Eの4月号にて発表するに至ったとのこと。 高空から落下してもデータは復元できるということらしいので、データ削除の際は

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    karpa 2008/05/09
  • 心理学者は確率計算が苦手? | スラド サイエンス

    New York Timesの記事、家/.記事によると心理学の実験の分析結果の間違いをエール大学の経済学者Keith Chenが指摘したとのこと。 問題の実験方法は、1956年にJack Brehmが行なったものなどを改良したものでfree-choice paradigmと呼ばれ、心理学の認知的不協和の実証に使われている。 元の実験では、まず猿に赤と青のM&Mのどちらかを選ばせ、赤を選んだ場合、次に青と緑から1つ選ばせる。この場合、青と緑では緑のM&Mを選ぶ確率が高くなることから、赤と青では赤の方が好みだっただけなのに「青が好きじゃなかった」と自身に思い込ませることから青の順位を下げてしまうと結論づけられている。 しかし、Chen博士が執筆中の論文によると、これは確率の計算で簡単に説明できる現象であるとのこと。 赤、青、緑の3色を好みの順番に並べるときに順列の数は3 P 3=6通りであり

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    karpa 2008/04/12