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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/kenjiito (4)

  • ハーバード白熱教室は日本で可能か?(前編) - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    先週書いたエントリー、「『ハーバード白熱教室』の裏側』*1で、テレビで放映されたマイケル・サンデルの授業は、実際のハーバードの授業のうわべにすぎず、あの授業を含むハーバードの一般教養の授業には、多くのリーディング・アサインメントが課され、多数のTF(日でいうところのTA、ティーチング・アシスタント)が配置されて、少人数性のディスカッション・セクションが並行して行われ、ディスカッションや、ペ―パー、筆記試験によるきめ細かい指導と、成績評価がなされていることについて書いた。これに対する反響で多かったのは、日の大学ではあのような授業は可能かどうか、という事に関するものだった。とくに、日ではとても無理、という悲観的な反応が多かった。*2これに対して何らかのの形で答える必要があると思うので、日曜日の午後を利用して、一つエントリーを書いてみる。 『ハーバード白熱教室』は日で可能か?結論から書く

    karpa
    karpa 2010/08/02
  • 研究室の蔓延 - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    今日の入試説明会を聞きつつ、漠然と思ったこと。 うちの専攻ができたとき、タコつぼ型の大学院の組織をやめようというのが理念の一つだったそうだ。生命系の大学院では、研究室ごとに完全に独立して、分断されていて、隣の研究室では何をやっているのか分からない、という状況が普通であり、院生も、一つの研究室に所属すると、そのなかで全生活が完結するような大学院生生活を送ることもよくあるらしい。うちの専攻では、そういうことをすると非常に視野の狭い生命科学の研究者しかできないので、なんとか別の仕方を考えようということだったようである。たとえば、物理的なスペースにしても、研究室に割り当てることはせず、専攻全体で管理する、というのが建前だった。 ところが、今日の入試説明会で感じたのは、結局、「研究室」というものが出来てしまっていて、どうやら縦割り、タコつぼ化の方向に動いているらしい、ということである。というのも、研

    karpa
    karpa 2009/11/11
    > 現在の日本の大学院というのは、研究室組織をつくってタコつぼ的に大学院生の教育をしなければ、大学院生の教育ができないような構造になっているのではなかろうか
  • 「新領域学術研究(課題提案型)」と「若手S」の募集停止 - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    時間がないので、ちょっとメモするだけ。 科研費の「新領域学術研究(課題提案型)」と「若手S」が募集停止になってあちこちに激震が走っている。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1285813.htm たしか、私の知り合いで「新領域」に出そうとしていた人がいたような気がするのだが、これは、大きなグループをまとめるので、準備がそうとう大変だったはずだ。*1 新領域学術研究には二つあって、研究領域提案型と、研究課題提案型があって、それぞれ次のようなものだそうだ(http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/01_seido/01_shumoku/index.html) 研究領域提案型) 研究者又は研究者グループより提案された、我が国の学術水準の向上・強化につながる新たな研究領域について共同研究や研究人材の育成等の取り組み

    karpa
    karpa 2009/10/17
    > こういった審議会の内容の報道をマスコミだけに頼ったりせずに、研究者のコミュニティが関与してもいいのかもしれない。
  • 民主党の科学政策 - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    現在、衆院選にむけて、マニフェストや政策を練り直しているようだが、2007年のマニフェストを見る限り、ほとんど科学技術政策はないに等しい。ようするに票にならないからなのだろうが、当に科学技術政策が欠如しているのであれば、民主党は短期政権にしか値しないだろう。 民主党のウェブサイトを見る限り、科学技術政策についてまとまったものは2002年のつぎの文章: http://www.dpj.or.jp/news/?num=11173 これはかなり詳しいのだが、2002年からアップデートがないというのは、それほど関心がないのか、それとも変える必要がないのか。 とくに気になるのは、独立行政法人を原則全廃というマニフェストの記述である。天下り法人を廃止して無駄をなくして、他のことにつかう財源を確保するということなのだろうけれど、独立行政法人のなかには日の科学技術上かなり重要な機関があり、それらも廃止し

    karpa
    karpa 2009/07/16
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