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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/kinut (1)

  • 117 - KINUTAN

    Memory | 亡くなった人のことを不思議なほど強く思いだす日があって、なにげない日常の中でその人の気配を感じたりする。そして、117はとりわけ私にとってはもう儀式に近いそんな日。それはもう悲しみではなく、ただ浄化されてゆくばかりの記憶になっているのだけど、ふっと込み上げてくるこの感情は、きっと亡くなった人からの贈りものなのだと思えば、肉体は滅びてもこんなにもあなたは私のなかで永遠に生きているんだよ、と伝えたくなってしまう。あの日も寒くて、ただひたすら歩いた。足にマメが出来て、寒さと筋肉痛で動けなくなるまで。どこかへ行くにはそうするしかなかったからだったけれど、すべてが壊れ崩れてしまった世界の中を歩いた記憶は強烈で、14年が過ぎたと言われても、未だに上手くあの記憶から受けた感情を表現することができないままだ。毎年のようにこの日を向かえる頃は、あの日の体験談を聞いたり、聞かれたりするのだけ

    karpa
    karpa 2009/01/18
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