世界的な金融危機など経済情勢の悪化で、大学生の企業への採用内定が取り消されるケースが相次いでいる。これから就職活動の時期を迎える3年生も危機感を募らせており、就職支援会社には「つぶれない企業の見分け方を教えてほしい」などの相談が寄せられているという。 複数の大学関係者によると、採用状況が厳しくなり始めたのは米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻(はたん)した9月ごろから。企業の秋採用は例年より縮小傾向で、不動産会社や建設会社などからの内定取り消しが目立つ。 【関連ニュース】 ・ 〔特集・金融危機〕米国から世界に影響拡大 ・ 〔写真特集〕金融危機 ・ 「今年の漢字」募集始まる=「幕」「厄」など応募箱に ・ 三重銀、時価凍結第1号=他行も追随へ-9月中間決算で ・ 主要証券、軒並み赤字・減益=世界的な株安響く-9月中間決算