基盤チームの右京です。 昨今はフロントエンドのアプリケーションもリッチになり、ブラウザ上で実行されるコードが行うことの範囲も増えてきました。一方で多くのことを実装できてしまうのはリスクでもあり、BASE でも問題となることがあります。 その中でも「開発環境の URL」や「デバッグ機能の存在」ような環境毎に異なる情報は、特に意図せずに漏れやすいものだと考えています。これらはコードを記述する際に、実装方法を知識として知っていればその多くが回避可能です。この記事ではその実装例を解説しています。 コードから漏れる情報 例えば、次のようなコードがあるとします。 function debug() { // 開発環境の host であればデバッグ機能を有効にする return location.host === 'dev.example.com'; } なんの変哲もないようなコードに見えますが、ブラウザ