「まちに開かれた公園のような美術館」を建築コンセプトに2004年に誕生した金沢21世紀美術館も、今年で10周年。妹島和世と西沢立衛による建築家ユニットSANAAが設計した丸いガラス張りの建物は、今日も変わらず多くの来場者で賑わっていますが、中でも最も人気の恒久展示作品が、入口(本多通り口)正面の中庭にある『スイミング・プール』です。通称「レアンドロのプール」と呼ばれるこの作品は、ひょっとしたら日本で一番SNSでシェアされているアート作品? と思われるほど、人々に広く親しまれています。そして5月、この超ポピュラーな作品の作者、レアンドロ・エルリッヒの個展『レアンドロ・エルリッヒ ―ありきたりの?』がスタートしました。レアンドロっていったいどんな人? なぜこんな作品を作っているの? 意外と知られていなかったレアンドロ・エルリッヒの全貌が、とうとう明らかになります! あの、レアンドロがやってきた