タグ

ブックマーク / hachiro86.hatenablog.com (4)

  • 【2232冊目】田中拓道『福祉政治史』 - 自治体職員の読書ノート

    福祉政治史: 格差に抗するデモクラシー 作者: 田中拓道 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2017/02/14 メディア: 単行 この商品を含むブログ (2件) を見る 「日の問題点は、行きすぎた新自由主義的改革によって富裕層貧困層への二極化が生じたということではなく、失業・低所得層への行きすぎた保護や再分配が行われているということでもない。他国に比べて水準の低い公的福祉が維持されたまま、「インサイダー/アウトサイダーの分断」が顕在化し、それへの実質的な対応が進んでこなかった、という点にある」(p.272) アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スウェーデン、日。6か国の福祉をめぐる政策と政治の変遷をたどり、日の未来に向けた提言を行う一冊。 戦後の先進国6か国は、それぞれに異なる事情を抱えてはいたものの、そこには共通する時代的な背景がある。著者によればそれは「ブレトンウッ

    【2232冊目】田中拓道『福祉政治史』 - 自治体職員の読書ノート
    kasajei
    kasajei 2017/06/01
  • 【2231冊目】『池澤夏樹個人編集 日本文学全集10 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵』 - 自治体職員の読書ノート

    能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千桜/仮名手忠臣蔵 (池澤夏樹=個人編集 日文学全集10) 作者: 岡田利規,伊藤比呂美,いとうせいこう,桜庭一樹,三浦しをん,いしいしんじ,松井今朝子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/10/22 メディア: 単行 この商品を含むブログ (2件) を見る タイトルは長いが、も分厚い。解題・解説も入れると842ページである。扱われているのは、能、狂言、説経節、浄瑠璃。共通点は「声が聞こえるテクスト」であることだ。 それを意識してか、現代語訳もリズミカルなものが目立つ。電車の中で読んだので音読はしなかったが、声に出して読むと、また違った味わいがありそうだ。そう思っていたら、「曾根崎心中」を訳したいとうせいこうが、あとがきで面白いことを書いていた。近松門左衛門の作品は、単純な七五調ではなく、「字余り字足

    【2231冊目】『池澤夏樹個人編集 日本文学全集10 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵』 - 自治体職員の読書ノート
    kasajei
    kasajei 2017/05/30
  • 【2230冊目】ウンベルト・マトゥラーナ&フランシスコ・バレーラ『知恵の樹』 - 自治体職員の読書ノート

    知恵の樹―生きている世界はどのようにして生まれるのか (ちくま学芸文庫) 作者: ウンベルトマトゥラーナ,フランシスコバレーラ,Humberto Maturana R.,Francisco Varela G.,管啓次郎 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1997/12 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 54回 この商品を含むブログ (46件) を見る 「すべての行為は認識であり、すべての認識は行為である」 「いわれたことのすべてには、それをいった誰かがいる」(p.29) 引用したのは、書の冒頭に掲げられたテーゼである。何かを「知る」という場合の「知られるもの」は、そのままの形で存在しているわけではない。むしろ「知る」という行為そのものが、「知られるもの」を形成している、ともいえる。書のクライマックス、第10章「知恵の樹」では、このようにも書かれている。 「認識についての

    【2230冊目】ウンベルト・マトゥラーナ&フランシスコ・バレーラ『知恵の樹』 - 自治体職員の読書ノート
    kasajei
    kasajei 2017/05/28
    この本、読んだことあるけど難しかった。また読みたい。
  • 【2229冊目】出口治明『「働き方」の教科書』 - 自治体職員の読書ノート

    「働き方」の教科書: 人生仕事お金の基 (新潮文庫) 作者: 出口治明 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/03/29 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 「五〇代は無敵です」(p.13) 書の冒頭で、著者はこう言い切る。なぜか。五〇歳ともなれば、自分の得意分野や能力の限界も、子ども(いれば)の行く末もだいたい見えている。ビジネスで培ったスキルや人脈も相当なもの(のはず)だ。ちなみに、貯金もそれなりにある(はず)。つまり五〇代とは、人生のリスクをコストに変えることができる年代なのである。 だからこそ、著者は「五〇代こそ起業に最適」だという。これは言葉を変えれば、起業もできないような五〇歳になってしまったら、今まで何をやってきたのか、ということになってしまうのだが、書はそのことを具体的なロードマップとして、年代ごとに示してくれている。 二〇代は四の五の言わず、

    【2229冊目】出口治明『「働き方」の教科書』 - 自治体職員の読書ノート
    kasajei
    kasajei 2017/05/27
  • 1