承認フレームワークの拡張 Society 1ヶ月ほど前に「国民総幸福量の増大には価値観の真の多様化が必要」というエントリを書きかけて放置していたところ、例の秋葉原の事件が起きてぎょっとした。「価値観の多様化」という言葉はモノやサービスが大量に売れなくなった原因として挙げられる訳だが、それはあくまでも商品の好みが多様化しているだけであり、こと生き方や幸福観としてみた場合には余り多様化していないどころか、むしろ画一化しているようにすら感じられる(例えば、「「見た目」依存の時代―「美」という抑圧が階層化社会に拍車を掛ける」とか「容姿の時代」)。 先の事件が承認の問題が遠因あるのではというのは、先日のニュースメモでも書いたが、socioarcでは以前から「ベーシックアクノリッジメント(基本的承認)」などで取り上げて来たように、承認を得られないこと、承認格差が社会の不安定化に繋がるという問題意識があ
■秋葉原無差別殺傷事件 秋葉原の無差別殺傷事件の被害者の皆様、特に不幸にして亡くなられた方々には、謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈りしたい。 時折秋葉原にも出かける私自身も、大変ショックを受けた。また、現代の元気な日本を象徴する場所での出来事だけに、『9.11』がアメリカ人の心に与えた傷と同種の傷を日本人に与えなければよいのだが、と思う。 本件は、当初から、様々な意味で非常にシンボリックな意味が込められて見えるため、多様な解説が出るだろうと予想していたが、案の定驚くべき量の解説記事が出て来ている。今回は、外国人レポーターの記事もとても多いようだ。今やかなりの外国人にとっても、聖地Akihabaraの一大事だから当然なのかもしれない。 このような中で、何か書いても、いかにも埋没してしまいそうなのだが、それでもあえて書き残しておきたいことがある。 ■酒鬼薔との類似性 今回の事件の報道を
シズル感という言葉がある。肉がじゅうじゅういいながら焼けている様子を表す擬音語sizzleから出来た言葉だ。語源の通り、シズル感のある写真というと、うまそうな感じを見る人にそのまま伝わるよう閉じこめた写真、ということになる。このテクニックを使えばどんなものでもうまそうに表現出来るのではないか。そう、どんなものでも。 (安藤 昌教) 梅雨だから地味なことするぞ シズル感を表現する方法はさまざまだが、最も手軽でよく使われる方法に水滴を吹きかけるという方法がある。ビールの缶やアイスクリームのカップに水滴が付いているとよく冷えていてうまそうに見えるだろう、あれだ。しかし実はあれ、撮影用につけられた「後付け」の水滴であることが多い。撮影現場では強力な光源を使うため、水滴の出方を自然に任せると撮影中に被写体がぬるくなってしまい水滴が潰れてしまうのだ。同じように泡や湯気も人工的に作っていることが多い。撮
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