やつれた姿で立ちつくす巨大な仏像を、全国各地で目にするようになった。バブル期を中心に観光客を呼び込むために競うように建てられた「観光大仏」だ。経営的に成り立たずにうち捨てられ、客を呼ぶどころか、厄介モノになっているケースもある。「成仏」する日は来るのか。 兵庫県淡路島北東部の海岸沿いに、高さ100メートル(台座部分が20メートル)の「世界平和大観音像」がそびえたつ。1982年、島出身の不動産業者が建立した。美術館やレストラン、ホテルも併設。当初は観光バスが列をなし、1日数千人が訪れたという。 しかし、次第に人気は薄れ、06年に施設は閉鎖。所有者は亡くなり、だれが管理者なのかさえも、わからない状態だ。人の背丈以上の雑草が生い茂るなかで、表面のモルタルがはがれた仏像があわれな姿をさらしている。 「大地震が来たら不安だし、何が飛んでくるか分からない。誰かにどうにかしてほしい」。近くでレスト
例えば外国人参政権問題において「帰化すればいいのに」とか「帰化の手続きを簡単にして参政権を認めない方向で」などという意見をあちこちで見かけるけれども、そういうことをいったり書いたりしているのが「日本人」であることが前々から気になってならない。「日本人」である私は簡単に「帰化すれば?」とはいえない。まあそれにはいろいろ理由があるんですが。 私が想定しているのは、友達のドイツ人のケースである。日本で税金も納め住民票も登録し伴侶は日本人である。永住資格を得ることもおそらく可能だろう。しかし選挙権を行使したいとなると、帰化するしかなくなってしまう。帰化すれば二重国籍が認められていない日本ではドイツの国籍を捨てなければならない。生まれ育った国を捨てろというに等しい。日本が好きで日本でひどいめに多々あっているにもかかわらずこの地で生活をしたい、そして自分が住んでいる環境を少しでもよいものに、ということ
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