1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/12(日) 02:41:53.36 ID:2ZJrlcSE0 かつて彼と敵対したことのある人物がその光景を見たら、間違いなく目を疑うだろう。あるいは自分の脳を疑いか ねない。 そのくらいありえない光景だった。 (クソったれが、冗談じゃねェぞ!?) 学園都市最強と名高い超能力者(レベル5)は今まさに絶体絶命の窮地にあった。 ズキズキと痛む頭に加え、強烈な圧迫感で胸が詰まりそうになる。本来ならそれはありえないことだった。彼の能 力はあらゆる物から彼を守る。核爆発からも生還できる化物がこうも簡単に追い詰められるなどあってはならないこ となのに。 (どォしろってんだこンなン……) 銃弾をぶちまけたところで意味は無い。 自慢のベクトル操作も全くの無意味。 そもそもこれはそういう方法で倒せるような相手ではないのだ。 けれど諦めるわけ