静岡県西伊豆町の仁科川支流で7月中旬、動物よけの「電気柵」の近くにいた7人が感電し、2人が死亡するという事故が起きた。電気柵は、設置者の男性が自作したものだったが、安全対策が不十分だったようだ。静岡県警は、柵を設置した70代の男性が、電圧を上げていた可能性があるとみて、重過失致死傷容疑の適用も視野に捜査を進めている。 報道によると、原因となった獣害対策の電気柵は市販品ではなく、電気柵を設置した男性が部品を組み合わせて自分で作った。電気柵は、土手の対岸の納屋内にある家庭用電源の100ボルトのコンセントにつながっていた。さらに、昇圧器が取り付けられていて、440ボルトまで電圧が引き上げられていた。 電気事業法では、30ボルト以上の電源を使用する電気柵には、漏電遮断装置を設置することが義務付けられているが、こうした装置は付いていなかった。安全対策がとられていなかったことで、被害が大きくなった
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