29日午後2時10分頃、東京都新宿区西新宿のJR新宿駅南口近くの歩道橋で、中年の男がペットボトルに入ったガソリンのような液体をかぶり、火を付けた。 男は全身にやけどを負い重傷。ほかに、けが人はいなかった。警視庁新宿署は男が焼身自殺を図ったとみており、回復を待って事情を聞く方針。 同署幹部によると、男は橋の上で拡声機を使い、集団的自衛権に関する主張を繰り返した後、火をつけたという。現場は買い物客らが行き交っており、一時騒然となった。男が火を付ける様子を目撃した同区の男子大学生(23)は「誰かが巻き込まれたらと思うと怖い」と青ざめた様子で話した。