小学6年の女児(11)に自転車でぶつかり、さらに殴ってけがをさせたとして、香川県警高松北署は12日、高松市内の高校2年の少年(16)を傷害容疑で逮捕した。 発表では、少年は5月22日午後4時30分頃、高松市春日町の路上で、下校中の女児に自転車で衝突して転倒させたうえ、顔を殴って膝や顔に軽傷を負わせた疑い。調べに対し「顔を殴ったのは間違いない。衝突は事故の可能性もある」などと話しているという。 女児は転んだ後に「大丈夫?」と少年に声をかけられ、「大丈夫」と答えると、少年が殴って逃走したという。
JR西九条駅を通過する貨物列車。コンテナ脇に人が横たわっている(大阪市此花区で)=提供写真 1日正午頃、大阪市此花区のJR西九条駅で、通過した貨物列車(23両)に人が乗っているのをホームの客が気づき、駅員に連絡した。貨物列車は、約2キロ西の安治川口駅に停車。その際、駅員が車両上で横になっている20歳代のイギリス人男性を見つけ、府警此花署に引き渡した。男性は「福岡に行くつもりだった」と話したといい、同署は男性を厳重注意した。 男性は旅行者とみられ、同署に対し「関東からヒッチハイクをしてきた」とも説明したという。 JR西日本によると、貨物列車は大阪府吹田市の貨物ターミナル発、安治川口駅行き。大阪駅近くでは信号待ちで一時停車していた。一部の電車は、男性が線路に転落した可能性もあるとして、速度を落として運行。最大20分の遅れが出た。
大阪府寝屋川市の路上にロープを張り、ミニバイクの新聞販売店アルバイト女性(77)を転倒させて重傷を負わせたとして、府警は2日、同市に住む私立高校2年で16歳の男子生徒2人を殺人未遂と往来妨害の疑いで逮捕した。2人は現場近くで女性が転倒する様子を見ており、1人は「転ぶ人を見て楽しもうと思った」と供述しているという。 発表では、2人は4月29日午前2時20分頃、同市のスーパー駐車場の鉄柱に結ばれていたロープをほどいて道路反対側にある理髪店のサインポールとの間に張り、ミニバイクを転倒させ、女性に左脚骨折などを負わせた疑い。2人は「殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認しているという。
お茶の水女子大付属中学校(東京都文京区)で、秋篠宮家の長男悠仁(ひさひと)さま(12)の机に包丁が置かれた事件で、警視庁は29日、京都府内の50歳代の男について、潜伏先の神奈川県平塚市内のホテルで身柄を確保し、建造物侵入容疑で逮捕した。
埼玉県朝霞市で2014年、当時中学1年生の少女が誘拐され、2年後に保護された事件で、未成年者誘拐や監禁致傷などの罪に問われた寺内樺風(かぶ)被告(26)に対し、東京高裁は20日、懲役9年とした1審・さいたま地裁判決を破棄し、懲役12年(求刑・懲役15年)の判決を言い渡した。若園敦雄裁判長は「1審判決は監禁の悪質性や誘拐の巧妙さの評価を誤り、量刑が不当に軽かった」と述べた。 判決によると、寺内被告は14年3月、下校途中の少女を車に乗せて誘拐。千葉市などのアパートに2年間監禁するなどし、少女に重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせた。 公判で被告側は起訴事実を認めたものの、「被告は心神耗弱状態だった」と主張。昨年3月の1審判決は被告の完全責任能力を認めたが、「監禁中の拘束はかなり緩やかだった」として検察側の求刑を6年下回る判決を言い渡し、検察、被告側とも控訴していた。 この日の高裁判
飫肥杉が円形に植栽された「ミステリーサークル」=田中勝美撮影 二つのミステリーサークルの正体は、飫肥杉(おびすぎ)――。宮崎県日南市の森林に広がる直径70メートルほどの幾何学模様は、同市一帯に分布する杉の成長や強度を調べるための試験林だ。 宮崎南部森林管理署によると、飫肥杉は油分が多くて腐りにくいため、木造船などに使われていたが、繊維強化プラスチック(FRP)の普及によって需要が激減。住宅建材用に適した植栽密度と成長の関係を調べるため、1973年度に試験栽培が始まった。 1周36本ずつ、中心に近づくにつれて植栽間隔を狭くして12周分植えた。その結果、外側の木は高さ約20メートルにまで成長し、中心部より約5メートル高かったという。 同署の野辺忠司次長は、「樹高は植栽密度に影響されないという定説が覆された。ミステリーサークルのような形になっているとは驚きだ」。 試験栽培は50年を迎える2023
入管難民法違反の疑いで強制調査に入った中国人の男のマンションを調べる東京入管職員(11日、埼玉県川口市で) 在留カードを偽造した疑いがあるとして、東京入国管理局が偽造カードの製造拠点とみられる埼玉県内のマンションの一室を入管難民法違反容疑で強制調査し、中国人の男(27)を同法違反容疑で摘発していたことが関係者の話でわかった。男は1月中旬までの約2か月間に千数百枚を偽造したとみられ、東京入管は、背後に偽造グループがあるとみて全容解明を進める。 関係者によると、東京入管は今月11日、埼玉県川口市にあるマンションを同法違反容疑で強制調査。偽造に使う白色のカードと、角度によって見え方が変わるホログラムが施されたラミネートをそれぞれ約2300枚押収した。偽造のための画像データが入ったパソコンやスマートフォン、送付に使うとみられる大量のレターパックのほか、偽造年金手帳なども見つかった。作成済みの偽造在
韓国の康京和外相(手前)と会談する河野外相(23日、スイス・ダボスで)=代表撮影 【チューリヒ(スイス)=梁田真樹子】スイスのダボスで23日に行われた河野外相と康京和(カンギョンファ)外相による日韓外相会談で、韓国人元徴用工の訴訟をめぐる問題の協議は平行線に終わった。日韓の対立は様々な問題に広がっており、関係改善の糸口すらつかめない状況だ。 「日韓関係が非常に厳しい状況にあるからこそ、直接顔を合わせて会談することに意味がある」 河野氏は会談冒頭、康氏にこう語ったが、最近の日韓関係は外相会談で解決できるレベルを超えてこじれている。 韓国海軍駆逐艦が昨年12月20日に海上自衛隊哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題で、日韓の防衛当局は2回の実務者協議を行ったが、韓国側は事実関係の確認を拒み続けた。防衛省が21日に協議打ち切りを決めたのは、「これ以上議論しても意味がない」(日本政府高官)ためだ。
21日、英下院で、今後のEU離脱に向けた方針を示すメイ首相(AP) 【ロンドン=緒方賢一】英国のメイ首相は21日、欧州連合(EU)からの離脱に向けた新たな取り組み方針を下院に示した。EUと合意した離脱協定案の中で、与党・保守党などで反発の強い英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドの国境管理に関する規定について国内の合意を形成し、EUから最終的に合意を得ることを目指すことが柱だ。3月29日の離脱日の延期をEUに求めることや、離脱への賛否を改めて問う2度目の国民投票の実施は否定した。新たな取り組み方針について下院は今月29日に採決を行う。 新たな取り組み方針によって、北アイルランドの国境管理に関する規定に反発し、15日に下院で行われた離脱協定案の採決で造反した保守党の「強硬離脱派」や、メイ政権と閣外協力を結ぶ北アイルランドの地域政党「民主統一党(DUP)」の賛成を得るのは難しいとみられる。
16日、シリア北西部マンビジで、爆発の被害を受けたレストラン(テレビ映像より、AP) 【ワシントン=黒見周平】ロイター通信などによると、シリア北西部マンビジで16日、パトロール中の駐留米軍部隊に対する自爆テロがあり、米兵4人を含む16人が死亡した。イスラム過激派組織「イスラム国」が声明で犯行を主張した。 マンビジはトルコ国境に近い要衝で、シリアのクルド人勢力と米軍などが「イスラム国」掃討作戦の拠点としてきた。米軍が被害の詳細を確認している。2015年の派遣以降、米軍のテロ被害としては最悪の事例との見方が出ている。 トランプ米大統領は昨年12月、「シリアの『イスラム国』を打ち倒した」として、駐留米軍の早期撤退を表明した。テロは撤退計画に影響を与える可能性がある。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によると、トランプ氏はホワイトハウスでテロについて説明を受けたという。 シリアには約2
【ニューヨーク=橋本潤也】英日曜紙オブザーバーは13日、1961年9月に第2代国連事務総長のダグ・ハマーショルド氏を乗せた航空機がアフリカの北ローデシア(現ザンビア)で墜落した事故について、近くで戦闘機を操縦していたベルギー人パイロット(2007年に死亡)が撃墜したことを裏付ける新たな証言が見つかったと報じた。 同紙によると、証言は今月、米国で開かれる映画祭で公開されるドキュメンタリー映画「コールド・ケース・ハマーショルド」で明らかにされた。映画では、「撃墜を命じられたが搭乗者は知らなかった」などと、このパイロットから関与を打ち明けられた知人の証言を紹介しているという。 ハマーショルド氏は事故当時、ベルギーから独立直後のコンゴ動乱の停戦調停に赴く途上だった。パイロットは、コンゴ共和国(当時)から分離独立を宣言したカタンガ政府に傭兵(ようへい)として雇われていたという。 これまでにも、このパ
埼玉県警は5日、2009年9月に熊谷市で小学4年の男子児童が死亡した未解決のひき逃げ事件で、証拠品の児童の腕時計を紛失したことを明らかにした。腕時計は、この年の誕生日に母親が贈ったプレゼントだったという。 事件は同月30日夜、同市内で、書道教室から自転車で帰宅中だった小関孝徳君(当時10歳)が車にひき逃げされて死亡した。道路交通法違反(ひき逃げ)容疑は16年に時効となり、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)容疑も今年9月に時効が迫っている。 県警幹部によると、腕時計は、小関君が事故当日も身につけており、熊谷署が鍵のかかったロッカーに保管していた。昨年10月に捜査の進展状況などについて遺族へ説明した後、証拠品の再検査を行ったところ、紛失が発覚。県警は同月下旬に遺族に謝罪したという。
東京医科大(東京)の不正入試問題で、医学部看護学科の一般入試で特定の受験生を合格させるよう前理事長に依頼した国会議員について、同大職員が、同大出身の産婦人科医で自民党前衆院議員の赤枝恒雄氏(74)だと説明していることが大学関係者の話でわかった。第三者委員会(委員長・那須弘平弁護士)も赤枝氏だったと把握しているが、赤枝氏は取材に対し、関与を否定している。 同大が29日に公表した最終報告書によると、臼井正彦前理事長(77)は2013年の看護学科の一般入試で、特定の受験生の受験番号を当時の看護学科設立準備室の副室長に伝え、合否判定で「どうにかしてもらいたい」と指示。その際、国会議員(当時)から依頼されたと告げたという。
来年5月1日の改元をめぐり、自民党などの保守派が「新元号を定める政令は即位後の新天皇が署名、公布すべきだ」と主張している。「昭和」まで天皇が元号を決めてきた「伝統」に反するとの理由による。 政府は、来年4月に新元号を事前に閣議決定したうえで公表するシナリオを描く。その場合、今の天皇陛下が新元号を定める政令に署名、公布される。陛下が1989年1月7日に元号を「平成」とする政令を公布されたのも即位後だ。 今回の代替わりでは、保守派の論客として知られる衛藤晟一首相補佐官らが、5月1日に新天皇による署名と公布が望ましいと杉田和博官房副長官らに訴え続けてきた。日本の元号は「大化」から「平成」まで247を数える。新元号が代替わりに先駆けて公表された例はないとされる。保守派は天皇一代に元号一つを定める「一世一元」制を踏まえ、「新元号は新天皇が署名、公布するのが筋だ」との立場を崩していない。
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