伊達直人を名乗る人物から大量のタイガーマスクが届いた、とかだったら心なごむのになあ。ちびっこがみんなマスクかぶって……ぞろぞろ出てきて……蒸れるわぁ……とっても……
あたしだって若いOLだもん、モテたいよ。顔だってそんなに悪くない。鼻筋が通ってて、顔はほっそりしてる。人はそれを馬ヅラと呼ぶ。でもみんなが思ってるほど馬ヅラじゃないよ。だって、鏡を見つめて「これは人だ人だ人だ人だ人だ人だ人だ人だ……」って言い続けると、そんなに馬っぽく見えなくなるから。 でも昔、中学校の授業で蘇我馬子が出てきたときは正直ヤバかった。あたしホントは「バーバラ」って呼ばれたかったから積極的に「みんなおはよう! バーバラが来たよ!」って言ってたのに蘇我氏って呼ばれた。でも全校集会で校長が「馬子と呼ばれて悲しんでいるお友達がいます。2年4組の斉藤美佳子さんです」と言ってくれたから助かった。ギリギリセーフだった。 そんなあたしにもモテ期があった。あれは大学2年の夏。混雑した食堂で一人、メザシを食べていたあたしの隣に「ここ、いい?」と座ったTOKIO似のイケメン。あたしは「ハーイ、シエ
「お嫁さんが欲しいな」 と俺が言うと先輩は 「ちょうどいい人がいるから紹介するよ」 と翌日、しわくちゃの小さいババアを連れてきた。 「誰?」 「おヨネさん」 「松浦ヨネです。どうぞよろしくお願いします」 「じゃあ後はお二人で」 先輩は帰っていった。しばらくしてからヨネは 「終電、なくなっちゃったね」 と言った。終電がなくなっちゃったのはしょうがないから、家に連れて帰った。その夜、ヨネは眠るように静かに息を引き取った。老衰である。享年98。大往生である。 ヨネの火葬の帰り道、俺は昨今珍しいオヤジ狩りに遭った。俺はまだ19なのに。人通りの少ない裏通り、ビルを背に若者に取り囲まれた。殴られる、と覚悟を決めたそのとき、頭の中に声が響いた。 「あたしの愛した最後の男。救ってみせる」 若者たちは蒼白の顔で唖然として俺の頭上ら辺を見上げた後、一散に逃げ出して行った。俺も後ろを振り向くと、ビルの壁一面に、
父親の再婚相手の連れ子がクリボーだったのでさっそく部屋でこっそり踏みつけたらクリボーのやつ両親にチクりやがった。その夜は家族会議で「おまえはまだマリオじゃなくて小学生なんだから」と説教された。「もう踏みつけません」と泣きながら誓わされた。俺が説教されてるときのクリボーのあのニヤニヤ笑い、一生忘れん。なんとか復讐してやろうと思って『スーパーマリオブラザーズ』の説明書をひっぱりだしてきてクリボーの紹介文に「キノコ王国を裏切ったわるいきのこ」と書いてあるのを親に指し示したら父親には「よそはよそ、うちはうち!」と怒られるし母親は「どうして仲良くしてくれないの」とさめざめ泣くし。 つぎの日、クリボーと一緒に学校に行く途中で道場六三郎が「いいきのこだ」と言ってクリボーを持って行ったので弟が1日でいなくなった。
海原雄山「俺の左手、超ウマいんですけど」 一般に不幸と呼ばれ得る、さらには不幸と呼ばれ得ぬ何事によっても客観的に規定されることなく、もっぱら当人が主観的に想うままにあるはずの幸福は、しかし厚顔な他人によってしばしば云々される。 ミャンマーのあれこれについて「怒りのマグマは消えませんよねえ」と彼がマジに語ることにもはや驚きはしませんが、それでも呆れはします。 髪をほどいた 君の仕草が オンドゥルルラギッタンディスカ 胸が騒ぐよ 「ところで先生、虫歯を治してもらったついでにお聞きしますけれど、やっぱりおっぱいのことです。おっぱいって、Zカップの向こう側はどうなってるんでしょうか」 「超Zカップはその自重に耐え切れずにブラックホール化します」 歯科医の話を聞いた彼はその夜、うなされることとなった。 「やめてー。来ないでー。おっぱい来ないでー。吸いこまれるよー」 あまりに苦しげな様に驚いた彼の妻が
今日放送の「サザエさん」の一場面. 夜.磯野家から逃げた空き巣(未遂)を追いかけて,ゴルフクラブやバットを手に表へ駆け出した波平とマスオ.そこへたまたま通りかかった甚六. 「あ,甚六君,怪しい男を見なかったかい」 「そういえば慌てて門から出て行った人影を見ました.あっちのほうに行ったと思います」 どう考えても甚六が怪しいだろ. 頭に花を飾る場合,花の大きさとかつけ方とかが適切でないとアホの人に見えますよね. あ,ぜんぜん関係ないんですけど,エリザベス2世の長女アン王女の長女で馬術の欧州選手権と世界選手権を制覇したザラ・フィリップスさんのフランス語版Wikipediaの記事のURLを載せときますね. http://fr.wikipedia.org/wiki/Zara_Phillips
東京都知事選挙について伝えるテレビのニュースで立候補者の黒川紀章が「(東京都知事は)文化度の高い人でなければならない」と自分が「文化度の高い人で」あることをもちろんてんから信じて毫も疑わずに発言する映像の直後に黒川紀章が自分の所有する高価らしいクルーザーを自分で操縦して隅田川を高速で上りながら橋の上にいる人たちに手を振るという「選挙活動」(!)の映像が放送された. 仮に私が小学生で彼の孫であれば翌日級友に「おめえのジジィ昨日すげぇ速さで隅田川上ってったぜ.笑顔で手ぇ振りながら.すげぇな」と言われるのを予想して「やめてよオジーチャン恥ずかしいよ」と「選挙活動」の断念を懇願するのだが彼の周囲ないし彼の内部にこの孫的存在は存在しなかったのであろう.これは彼にとって不幸なことでなければならない. 幼稚園児向け(?)の読むだけのプリント.(うろ覚えだけれど大過はないはず.) <1枚目表> ヘンゼルと
家庭教師をしている子の中学校で使う英語のワークをぱらぱら見ていたら, あなたは冬休みを利用して,オーストラリアからの留学生と養老の滝へ行ったとします。その時にやってはいけないことを留学生に説明しよう。 という「ザ・自己表現」という英作文の設問があって,その下に 【例】Don't swim. と書かれてあった.いくらなんでも,あんまりだ. その留学生が,例えば錯乱でもしていない限り,冬に滝壺へ飛び込むようなことはしないだろうに.もしお笑い魂(?)溢れる留学生であったら,そういう「フリ」だと勘違いして飛び込むかも知れず,むしろ危険なのではなかろうか.彼が,自分の命を顧みずに笑いを(しかも,それが笑いに繋がるのかどうかを考えずに)とりにくような人でないことを祈るばかり. レストランなんかで客が料理を食べようとすると,突然シェフがやってきて「この料理の中にゴキブリは入っていませんよ」なんて言うと,
2005年のニュースの中で最も印象深かったのは,ガードレールの継ぎ目に鋭利な金属片が挟まっているのが全国千数百箇所で見つかったという事件.結局,金属片はガードレールに接触した自動車の一部であると何となく結論づけられ,人間の生活の場が拡大し,野生動物の生活の場を侵蝕しているという問題は隠されてしまった. 生活の場を狭められた野生の猿,猪,熊……が山村の,あるいは町の農作物を荒らす,そこに住む人々を傷つける.人々はそれら野生の動物とどのように共生すべきか……というようなことをあちらこちらのニュース番組で特輯・放送しているのに,どうしてどこも,野生の忍者については目を瞑るのだろうか.ガードレールに刺さった手裏剣が,彼らの生活の場を人間が奪ったということを明示しているというのに. もしかして気づいていないのだろうか.確かに「鉄製で縦長の三角形、先が鋭く包丁の刃のようにとがっている」だけの金属片を素
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