バースト! 人間行動を支配するパターン アルバート=ラズロ・バラバシ なんとなく秋葉原のアトレの本屋に置いてあったので読んでみたが, 最近あまり体験できなかった知の冒険的な面白さが味わえた。 ざっくりな内容は,一般的な統計学では正規分布をベースに物事が語られるが,人間の行動や,自然現象の中には,正規分布では捉えられない「外れ値」が存在する。 そしてその外れ値の動きはランダムではなく,「バースト」(べき法則)で記述できるというもの。 「バースト」とは,一定の範囲内では通常の正規分布をするが,突然急激な頻度の増加がみられ,また元の状態に戻るというような動きを意味する。 人間の行動でいうと,人間は短時間に物事を集中して行い,あとは何もしない時間が続くというような動きをよく行う。 たとえば,電子メールの送信タイミングでは,一見ランダムに思えるが,特定の短時間に集中的に送り,あとは一切送らないと