とは言え、このブログを読んでいるあなたが「あの頃の名曲」と言われて思い浮かべたのは、おそらく全く別の楽曲ですよね。 それはピンクレディーかもしれませんし、Mr. childrenかもしれませんし、モーニング娘。かもしれませんし、SMAPなのかもしれません。 10年後に同じ質問をしたら、米津玄師やYOASOBIも「あの頃の名曲」と言われているのかもしれません。 つまり、「あの頃」を自分以外の他人と共有することって実はとても難しいことで、そして同時にとても尊いことなんですよ。 この点を踏まえて、本作のキャラクターたちの関係性を思い出してみると、心から羨ましいなと思えるものになっています。 なぜなら、彼らにとっての「あの頃」はお互いで示し合わすまでもなく、同じ時間や同じ瞬間だからです。 「あの頃」という時間軸は、どこにでもあって、同時にどこにも存在しない時間と言えます。 なぜなら、「あの頃」は人
![【ネタバレ】『あの頃。』解説・考察:時間の片想い映画。「あの頃」という交点。 | ナガの映画の果てまで](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/04f4db140498586d6177ef96793b46dba2f10863/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.club-typhoon.com%2Fwp-content%2Fuploads%2Fimg_8819.jpg)