某画家の「盗作」とかが、お昼のニュースでまで取り上げられていてびっくりした。アレは盗作などというセンセーショナルなものですらない、戦略も悪意も欠けたルーズな事件で、当然参照元の画家の権利は守られるべきだろうが、どうでもいい話ではないだろうか。そもそも、あの画家が受けていた評価が、それほど大騒ぎするほどのものだったのか。しょせんはその程度の画家が偉くなってしまうような構造しかないのが目に見えただけだ*1。 当たりまえだがシュミレーショニズムどうこう、という水準の話しでもない。今どきシュミラクルがあーだこーだ、と言うだけで時代遅れのレッテルしか張られないが、無論「コピー」が美術上話題性を持つのは教科書的マスターを相手にするか美術の範疇の外のものを取り込んだ時だけで、単なる歴史性の欠除した保守的(とも言わないだろうなあれは)絵画をモノマネしても、ネタにもならない。それをあえて逆手にとって、件の画