昨年12月からスタートした宇都宮美術館の「社会人学芸員」育成事業。市内小中学校が所蔵する美術工芸品を生かし、社会人に作品調査や展覧会企画に挑戦してもらう取り組みだ。募集定員10人に対し2倍以上の24人が参加する。既に、小中学校を訪れ2度の美術作品調査を経験した。6月に予定する展覧会に向け、本格化する活動を探った。 「額から絵を出すとき、(額に付属する)ビスがさびていることは記録したほうがいいのでしょうか」 「そういう情報は逐一とってください。カルテのように、何でも書き留めたほうがいいですから」 1月21日午前、豊郷中会議室。同校所蔵の絵画を調査中の参加者が、同館学芸員に熱心に質問した。学芸員は作品の解題を主眼にせず、額装された状態を詳細に記録する作業方法を伝授する。 ■文化庁が助成 絵画は地元出身の五十嵐勝雲の作品。「1983年」と制作年が記されているが、額の中から88年10月9日付「下野
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