11月のオープンが決まった「横尾忠則現代美術館」。壁には横尾さんがデザインしたロゴが配されている=神戸市灘区原田通3 西脇市出身の世界的美術家横尾忠則さん(75)=東京都=の作品を収蔵・展示する兵庫県立美術館王子分館「原田の森ギャラリー」(神戸市灘区原田通3)の西館が今年11月、「横尾忠則現代美術館」として開館することが10日までに分かった。作品は横尾さんが兵庫県に寄贈、寄託。同月から新作絵画を中心とした開館記念展が予定されている。 横尾さんは2007年8月、県に作品や資料の寄贈を提案し、昨年9月に合意。老朽化のため改修中だった西館を活用することが決まった。 「現在進行形で活動するイメージに」と、横尾さんが「現代美術館」という名称を提案。モダニズム建築で知られる村野藤吾設計のデザインを生かし、今年3月、白を基調に改装した。 美術館は横尾さん制作の絵画のほぼ全作品と、版画やポスター、資料など