富山県は、WTO(世界貿易機関)対象の新富山県立近代美術館(仮称)新築工事を一般競争入札した結果、応札者がなかったことから、中止とした。それに合わせて、関連する空調設備、電気設備工事の2件も取り止めた。 県土木部の篠島弘男営繕課長は、 「(中止の)原因を分析した上で、予定価格や工期の見直しなど必要な対策を講じる」とし、 「できる限り早い段階で再公告の時期を固めたい」との考えを示している。 また、各工事とも議会案件だが、 「2月定例県議会の上程は困難な状況」なため、6月県議会での契約締結へとずれ込む見通しで、開館時期への影響が懸念されるという。 規模は、S一部SRC造4階建て延べ1万4976㎡。設計は内藤廣建築設計事務所が担当した。 初回公告時の工期は2016年6月30日まで。建築の予定価格(税別)は52億7460万円だった。 建設地は富山市木場町地内。
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