米国CDC発行のコロナワクチン接種証明書。イメージはペロシ下院議長のもの。(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) アメリカは今、「ワクチン接種か否か」で揺れ始めている。 バイデン政権は、来月4日の独立記念日までに成人の70%が新型コロナウイルスのワクチン接種を少なくとも1回受けるという目標を掲げている。しかし成人の4人に1人は「ワクチン接種を受けない」もしくは「未定」とする人々であることから、目標達成は容易ではなさそうだ。 さらに、押し付けにもなりかねない「ワクチン接種義務」の動きも出始めており、停職や解雇処分、さらには訴訟問題にまで発展している。 「未接種」で178人が停職処分に米南部テキサス州のヒューストン・メソジスト病院(Houston Methodist Hospital)では、医師や看護師など病院に勤務する全従業員に対して、新型コロナのワクチン接種を義務付けている。 接種完了の締め