2018年10月のライオンエア(インドネシア)、そして2019年3月のエチオピア航空と5ヵ月以内に2度も墜落し、計346人の乗員乗客が死亡した、米ボーイング社の最新鋭機「737MAX」(以下、737マックス機)。 エチオピア航空機の墜落以降、同型機は世界中で運航停止となり、16ヵ月以上も空港での待機状態が続いている。生産の方も今年1月から停止となったまま。 同社はこの1年間、墜落原因とされる飛行制御ソフトウエアの不備の修正に取り組んできた。待機命令の解除にはアメリカ連邦航空局(FAA)の承認が必要だが、最近になって少し動きが見られ始めた。6月末からボーイング社は、ワシントン州のシアトル市で修正作業の最終段階である試験飛行を開始した。 737 MAX Certification Flights on 6/29 - 7/1/2020 by FAA 運航再開の時期については、アメリカの各主要メデ