家賃は「毎年上がる」が米国の常識 ニューヨーク市ブルックリン区の繁華街に位置する筆者が暮らすアパートメントビル。現在、幾つもの空室がリノベーション工事に入っていて、平日の昼間は騒音でとにかくうるさい。 このようなリノベ工事はこの街で特段珍しいことではない。賃貸物件を所有する不動産オーナーは退去者が出るとここぞとばかりに内装工事を繰り返し、綺麗になった部屋の家賃を上乗せして、移住したばかりのニューカマーたちに貸し出すのだ。 日本ではあまり知られていないが、アメリカの都市部にある賃貸物件の家賃は、経済成長に合わせて基本的に毎年上がり続ける(契約内容により2年毎の場合は上昇率も高いが、年間総額にすると2年の方が得)。 これを日本人に話すと必ず「え、なぜ?」と驚かれる。その反応を見て、逆に私にはこのような疑問が浮かぶ。「日本の家賃はなぜ毎年上がらないの?」 貸す側が「強気」で交渉の場に出られるのは
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