パソコンゲーム史上最大の、40万本セールスという記録を作ったソフト「XANADU」 今や、“パソコン”といえばPCかMacを指す時代になってしまったが、20年前はそんなことはなく、様々な“国内製”が市場に出回っていた。1985年当時の代表的な機種といえば、NECのPC-8800シリーズと富士通のFM-7シリーズ、そしてシャープのX1シリーズが挙げられるだろう。このほかにもMSXやPC-8001/PC-6000シリーズ、PC-9800シリーズ、MZシリーズなど、今では考えられないほど数多くのハードが出回っていた。しかも、各メーカーごとに互換性はなく、当時のゲームはそれぞれのハードごとにパッケージを分けて発売されていたのだ。今に例えるならば、同じタイトルがプレイステーション 2とXbox、ゲームキューブでリリースされているようなものといえるだろう。 そんな時代に、日本ファルコムから1本のタイト