本年度ベストワン映画決定。 異議は認めない。 映画の舞台は1972年に設定されているが、この1972年という時代のへのこだわり方は半端じゃない。1972年という時代を再現するだけではなく1972年における映像世界の再現も狙っているのだろう。 主役の藤澤恵麻からしてあの時代の清楚な美人女優風だし、映画全体のテイストが1972年からやや時代は遡るが、ウルトラシリーズ、特にウルトラセブン風だ。最初に出てくる臨床心理学の教授の重々しい喋り方。途中に挿入される映画フィルムの宇宙人みたいな音声。夕焼け空見上げて「彼らと我々のどちらが幸せなのだろうか」と呟くラスト。 僕は映像フリークじゃないので「ウルトラセブン風」だと断言できるのはこのくらいだけど、どうもこの映画、そういう「あれだ!」という小ネタを見つけて楽しむ映画らしい。 以下おもしろかったポイント 遠景に人がいて、近景つまり手前の方で落ち葉がカソコ