神奈川県藤沢市は19日、学校給食課の上級主査の女性職員(61)が学校給食費約6470万円を着服し、私的に使っていたと発表した。女性職員は着服を認めており、市はこの職員を刑事告訴する方針。 市によると、女性職員は同課課長補佐などを務めていた2011年ごろ~2015年3月ごろ、教育長の名前を使った書類を偽造するなどして、学校給食会の口座から食材費名目で現金を引き出し、着服していたという。業者への支払い業務は、この職員が1人で担当していた。昨年1~3月に食材費が入金されていなかったことから発覚した。 女性職員は市の調査に対し、「東日本大震災後、放射能に対する食の安全性を問い合わせる保護者の対応に追われ、精神的・肉体的に追い込まれてストレスがたまっていた。外食費や洋服代、住宅ローンの返済に使ってしまった」と説明しているという。
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