日本レストランエンタプライズ(東京都港区)は19日、JR東日本の新幹線と特急に設置した清涼飲料水の自動販売機で、賞味期限切れの商品を販売していたと発表した。期限切れの期間は最大で9カ月に上るが、健康被害の報告はないという。 同社によると、今月15日に常磐線の特急「スーパーひたち」の自販機で商品を購入した乗客から指摘があり発覚。新幹線と特急に設置した全382台の在庫を調べたところ、秋田新幹線「こまち」など4列車の計5台から賞味期限切れの缶入り清涼飲料水が45本見つかった。全列車で1日あたり約2800本を販売していたという。 社員が始発駅などで商品を補充する際に確認を怠ったとみて、今後は賞味期限が4カ月未満の商品の補充をやめ、年3回抜き取り調査を実施して再発を防ぐ。寝台列車の数台を除き、3月末で列車内での自販機での営業を終了することが決まっていた。 同社はフリーダイヤル(0120・658078