JR西日本が期間限定で4月に発売したチケット「西日本パス」が、別に料金がかかる場合があるのに適切な表示をしていなかった疑いが強まったとして、公正取引委員会は1日、景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出す方針を固め、JR西日本に事前通知した。 関係者によると、問題となったのは、JR西が今年5、6月に配布した「西日本パスを使って旅しませんか?」と題する冊子。 JR西とJR四国の全線、JR九州の一部の区間で新幹線や特急が「乗り放題」と記載されていたが、実際には第三セクターなど他社の路線に乗り入れている区間では別に運賃・料金が必要だった。 パス利用のモデルケースとして、第三セクター「智頭急行」(鳥取県)を経由する特急「スーパーはくと」の京都・大阪・三ノ宮〜鳥取間なども紹介していた。 この冊子には「その他会社線はご利用になれません」と小さな文字で書かれていたが、公取委は消費者に不利な条件が十分に伝