JR四国は1日から、03年10月に廃止した特急列車の車内販売を予讃線の丸亀・高松―観音寺間と土讃線の丸亀―琴平間で再開する。復活を求める声が根強いためで、旅に彩りを添え、少しでも「鉄道離れ」を食い止めたい考えだ。 JRによると、車内販売は乗客減などで採算が合わなくなり廃止された。だが再開を求める声が根強く、3月から試験的に一部の特急で導入したところ、弁当や飲み物などが比較的よく売れ、評判も良かったという。このため工夫すれば採算を取れると判断した。販売される商品は、あなご飯やたこ飯などの弁当5種類、清涼飲料水や缶ビールなどの飲み物、お菓子など。 松田清宏社長は「やはり鉄道の旅には弁当と飲み物が無くてはならないと認識した。工夫しながら販売していく」としている。