「はやぶさ」のデビューは来年3月5日――。全線開業後の東北新幹線に投入される新型車両E5系はやぶさの営業運転の開始日が決まったと、JR東日本が11日、発表した。当面は新青森―東京間を1日に2往復し、最速3時間10分で結ぶ。「速達性」を考慮した結果、上下計4本のうち八戸駅に停車するのは1本だけ、七戸十和田駅は0本に。地元からは落胆の声も上がる。 はやぶさは新青森―東京間を2往復するほか仙台―東京間も1往復する。山陽新幹線と並んで国内最速の時速300キロ(盛岡―宇都宮間)で運転。新青森―東京間の最速便の所要時間は、12月4日の全線開業時の「はやて」より10分短い3時間10分となる。 また、3月5日以降、新青森発の1番列車の発車時刻を午前6時10分に早め、さらにはやぶさを投入することで、日帰りの場合の東京滞在時間が従来より27分長い10時間40分になった。在来線との乗り継ぎが必要な弘前―東京