JR大阪駅リニューアルにわく大阪・梅田で、「書店戦争」が激しさを増している。新規開店が相次ぎ、駅から半径600メートル以内に大型店だけで5店がひしめく。その集中度は日本一とされ、過当競争もささやかれる。そんな中、老舗の一つ、旭屋書店本店が年内でいったん閉店することになった。 全国の書店データを調査する出版社アルメディアによると、売り場面積が500坪以上ある大型書店は東京・新宿でも4店で、梅田は日本で最も大型書店が集まるエリアとされる。 競争激化のきっかけは昨年12月開店の「MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店」。日本最大級の2千坪余の売り場に200万冊の在庫を誇る。川島秀元店長は「洋書に強い丸善と組み、充実した品ぞろえが売り」と話す。 大阪駅のファッションビル「ルクア」には5月、三省堂書店がオープン。250坪と小ぶりだが、同社店舗開発室は「新しく生まれた人の流れに合わせた店づくりを心