長良川鉄道の列車が2020年3月、美濃太田駅付近で脱線した事故で、異常があると事前に連絡を受けたにもかかわらず、列車の運行を停止するなどの措置を怠ったとして、県警捜査1課と加茂署は17日、当時運転指令員だった男性社員(36)を業務上過失往来危険容疑で岐阜地検御嵩支部に書類送検した。容疑を認めているという。 送検容疑は、20年3月18日、運転士から美濃太田駅より西約300メートル付近の軌道に異常があると連絡を受けたが、次の列車の運行を取りやめるなどの措置を講じず、同日午後2時45分ごろ、同地点を通過した北濃発美濃太田行き普通列車(1両)を脱線させたとしている。乗員・乗客計11人にけがはなかった。
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