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ブックマーク / www.nippon.com (3)

  • 人口2万人の街で10万冊の書店が成り立つ理由―北海道の留萌ブックセンター(下)

    人口減と出版不況。ふたつの「負」を打ち返すように10年続いてきた北海道留萌市の留萌ブックセンター。売り上げが予算を割ったことはない。地域の人と書店員の思いを重ね合って続いてきた10年の物語。 東京・神保町にある三省堂書店店を訪ねたのは、留萌から戻った翌月、5月半ばの朝だった。留萌市で誘致活動が起こった当時の札幌店長に話を聞くためだ。その人は、応接室に資料の積み上がった書類箱を抱えるようにして現れた。常務取締役の横内正広さんだ。 横内さんは留萌の人たちの熱意が三省堂書店の役員会議を動かした経緯を、時折資料を示しながら詳細に振り返った。90分の取材が終わりにさしかかった頃、その横内さんが思いがけない言葉を口にした。 「あれはほんとうに予想外でした」 横内さんは、腕組みをしてもう一度、同じ言葉を繰り返した。 「確かに私は開店時に言いました。2、3年経って、もし赤字になったら撤退することもあり得

    人口2万人の街で10万冊の書店が成り立つ理由―北海道の留萌ブックセンター(下)
    katamachi
    katamachi 2021/06/01
    留萌市に2010年オープンの三省堂書店「留萌の人たちの熱意が三省堂書店の役員会議を動かした」「横内さんが感嘆したのは、三省堂書店を誘致した人たちが10年経った今も応援活動を継続していること」
  • ヤンゴンの“山手線”再生へ:渋滞緩和と鉄道近代化への挑戦(下)

    ミャンマーの鉄道近代化に向け、現地で汗を流す日技術者たち。そのモットーは、人材育成を含めたトータルな技術支援だ。 60年ぶりに信号システムを一新ミャンマー国鉄の中心となるヤンゴン中央駅は、完成した1954年の姿を今もほぼそのままに残している。駅舎は仏塔を思わせる4つの尖塔を持った3階建ての立派な建物。だが、築60年以上たっても全くといっていいほど手が入っておらず、老朽化が著しい。切符の販売も改札も、いまだに手作業で行われている。 ヤンゴン中央駅の駅舎 長距離路線の切符売り場に並ぶ人々 長距離路線の待合室 何もかも、時が止まったかのような中央駅。だが、ここのホームで迎えてくれた日コンサルタンツ株式会社の松尾伸之さんは、線路を指差してこう言った。「これが日の無償資金援助で導入された新しい転てつ機です。周囲をよく見て下さい。日で見慣れた鉄道信号があちこちに設置されているでしょう。駅内の

    ヤンゴンの“山手線”再生へ:渋滞緩和と鉄道近代化への挑戦(下)
    katamachi
    katamachi 2018/08/17
    ミャンマーのヤンゴン環状線の近代化・リニューアル。「早ければ2020年にも日本の新車両(電気式ディーゼル気動車)がミャンマー国鉄に導入される。11編成、66両の予定で、費用は日本の円借款」
  • 九份、このままではいけない

    今の九份に愛着を感じない「妙さん、九份を案内してください」「一青さんと九份に行きたい」 こんな言葉を掛けられるたびに、私は暗い気持ちになる。なぜなら、人を案内できるほど、私は今の九份に愛着を感じていないからだ。 九份の街は、台湾の新北市瑞芳区の山間部にあり、中心都市の台北駅から車で1時間弱の場所にある。台湾旅行のパンフレットには、大抵、メインストリートに連なる赤ちょうちんと急な石段の九份の街並みの写真が掲載されている。スタジオジブリのアニメ「千と千尋の神隠し」のモデルになった場所だと信じられており(実際は違うらしいが)、日人の間で九份の知名度は、台湾を象徴する観光地と形容していいほど、不動の地位を築いている。 ところが、私は、現在の九份がどうしても好きになれない。 友人や日の親戚を連れ、九份に行くたびに、がっかりさせられる。 「没有(ない)」「趕快(早くして)」「不知道(知らない)」「

    九份、このままではいけない
    katamachi
    katamachi 2018/05/13
    九份は、1泊するのオススメ。日帰り客がいなくなる21時頃から朝にかけては、落ち着いた町並が戻り、野良猫が闊歩し始め、趣きが一変する。
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