「僕は自民党に投票していないので今の政治に責任は無い、僕の選んだ代表じゃない」 先日、後輩と話していて言われた言葉です。まあ言いたいことは分かるのですが、これはちょっと民主主義や多数決の考え方として望ましくありません。 今回は多数決の考え方について考察していきます。 多数決は対決ではなく代表の選出であるべき 特に政治家の方に多いのですが、選挙や多数決を闘争だと考えている方がいます。しかしながらこの考え方は集団の信頼関係を損ないかねません。対立した意見をぶつけ合うものだと多数決を捉えることは望ましくないのです。 多数決を対決のイメージだとした場合は次のような図になります。それぞれの意見を別々の集合であるとみなして、それらの大小を比較することが多数決であると考えている状態です。 このような対立視点で多数決を見てしまうと多数決後の団結が起こり得ず、別々の集団での勝敗が決したのだから勝った集団のウ
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