五神 真 東京大学学長 大学入試改革構想の柱となっている、従来のセンター試験に代わる新テストについて、東京大学の五神真学長が初めて前向きな態度を明らかにした。改革を審議する「高大接続システム改革会議」(座長=安西祐一郎・日本学術振興会理事長)に意見書を提出した。これまで、同大をはじめとした国立大学は実現可能性の乏しさなどを理由に慎重な姿勢を示していたが、流れを変える可能性があるのか。改革会議は最終答申を3月に行う方針。その目前に意見書を出した意図は何なのか。五神学長に真意を聞いた。(聞き手・読売新聞専門委員 松本美奈) ウェブ上で「交論」しませんか。(サイト上匿名もできますが、名前、職業、年齢、連絡先は明記を) メール送信先 daigaku2014@yomiuri.com ■「見直しは喫緊の課題」 ――率直にお答え願えますか。この意見書は、大学入試改革に「賛成」ということでしょうか。 五神