正面から見たダイオウグソクムシ 大顎部分 ダイオウグソクムシ(Bathynomus giganteus、大王具足蟲、大王具足虫)は、等脚目スナホリムシ科に属する海生甲殻類の1種である。最大の等脚目として知られる。 等脚類としては世界最大であり、体長は20 - 40センチメートルで、最大50センチメートル近くにもなる巨大な種である。日本近海に生息する最大の等脚類として知られるオオグソクムシが最大15センチメートルほどなのと比べて、はるかに大型となり、体重は1キログラムを上回る。外見はダンゴムシのようだが、分類ではフナムシに近い。 頭部の黒い複眼は約3500個の個眼から形成されており、節足動物の複眼としては最大級である。触角は2対あり、等脚類の特徴である第一触角は、フナムシ程度の大きさでは肉眼でも判別しにくいほど小さいが、本種はその大きさから容易に第一触角を見つけることができる。口部分は2対の
