「まさかこんな数字が出るとは信じられない。石破首相も絶句だそうだ」 と沈痛な表情で話すのは、自民党の幹部。 【写真】衆院選の劣勢に石破首相が慌てて出した緊急通達 衆院選(10月27日投開票)で、自民党は自民・公明の連立与党で過半数(233議席)の獲得を「最低目標」としている。ところが、自民党が行った直近の独自情勢調査で出た議席獲得数は、自民党215議席、公明党16議席で、合わせて231議席の過半数割れという衝撃のものだったという。 全国で遊説に駆け回る石破茂首相も大慌てで、10月21日に自民党候補の陣営に向けて「緊急通達」を発出した。 〈選挙は、いま重大な局面を迎えている〉 と始まる緊急通達は、 〈引き続き『自民党と公明党による政権を継続して、経済成長をはかり国民の暮らしを向上させる』のか、それとも『具体的な政権構想のない無責任な野党の政権を選んで、経済と国民生活を混乱に陥らせる』のか、極