ゲーム業界の人種の多様性への対応がここ数年で著しく進んだ。黒人を主人公にした巨額予算作品は、2016年だけで、『マフィアIII』(Mafia 3)と『ウォッチドッグス2』(Watch Dogs 2)の2本。これでも、過去数十年と比較すれば、飛躍的に多い。より多くの黒人キャラが登場し、より多くのゲーム開発者がキャラクターの多様性について時間をかけるようになった今、こんな疑問が生じる。ゲームにおける黒人、その他非白人種の描写は、どの程度精確なのだろうか? この疑問に答える手がかりは、フィルムの歴史にある。なぜなら、ゲームの視覚描写は、フィルムを参考にしているからだ。 初期の写真において、暗い肌の撮影は、重要視も考慮もされなかった。1980年代には、コダック社が、明るい肌の色に合わせて調整されていたフィルムを改善し、褐色と赤色のスペクトルに対する感度を上げたが、それは、家具メーカーからの「木目が
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