民間のコンサルタント会社「ブランド総合研究所」が47都道府県の出身者別に「郷土愛」をテーマに調査したところ、茨城出身者はふるさとへの愛着度と自慢度(誇り)の高さがいずれも46位と低迷した。 各都道府県の魅力度を調べた同社のランキングで47位だったのに続き、県のイメージアップ戦略の大きな課題となりそうだ。 現在の居住地域に関係なく、成人するまでに最も長く居住した都道府県を出身とし、ふるさとに対する愛着度や自慢度を5段階で回答してもらい、誇りに思う要素(22項目)についても聞いた。全国の男女3万4257人から回答を得た。うち県内出身者は470人。 調査結果によると、愛着度の高さは千葉、佐賀、秋田に続き46位。自慢度の高さは和歌山、徳島、島根に続いて46位だった。上位はいずれも沖縄、北海道、京都の順で、最下位はいずれも埼玉だった。 茨城で誇りに思う要素としては、「地域を代表する産業や企業があるこ
赤フィルターなど独自の機能も実装予定 学研ホールディングスとその出版系グループ各社(学研パブリッシング、学研教育出版、学研メディカル秀潤社、学研マーケティング)は10月28日、電子書籍市場における旗艦的役割を担うiPhone/iPad向け電子書籍ストア「学研電子ストア」を11月末にリリースすることを明らかにした。 学研電子ストアは、「どこでも知的好奇心」をコンセプトに、「学習」をテーマにしたコンテンツを核にして展開する。アプリの配信開始に併せて既刊本を中心に約150コンテンツを予定。12月以降は、毎月決まったテーマに基づいて特集コンテンツを提供していくという。 モリサワフォントと組版エンジンを利用するモリサワの電子書籍ソリューション「MCBook」と、ヤッパの電子書籍ソリューション「SpinMedia」を組み合わせた、いわゆるコンテンツ・ビューア分離型モデル、つまり、アプリ内課金の仕組みを
歴史家パピアス:目撃者と歴史性 シリーズの前回はQ資料に関して歴史性が欠如していることを書いたが、今日は歴史家パピアスについて簡単に紹介しよう。今、歴史家パピアスと述べたが、普通はそうは言わない。彼の本拠地ヒエラポリスを冠してヒエラポリスのパピアスという。古代史に残る他のパピアスもいるからだ。それと、このパピアスを「歴史家」と呼ぶことは普通はしない。キリスト教史上の使徒教父(apostolic fathers)の一人であり、ヒエラポリスの僧正または指導者であった。聖人に列せられている。(なお、パピアスの言う「ロジア」がQ資料だという俗説が誤りであることは既に書いた。今日はそのこととは関係がない。) なにゆえ今回「歴史家」というかといえば、彼の歴史家としての側面に焦点を当てたいがためである。具体的には「目撃者と歴史性」にパピアスがどう関わったかについて述べるが、彼の伝えられる記録は福音書の成
創立時からの資料紹介 11月に開設10年を迎える京都大大学文書館(左京区)で、京大創立時からの資料を紹介する記念展「語りかけるアーカイヴズ」が開かれている。大学の設立経過や学生の人物評など、1世紀以上にわたって残された珍しい文書が見られる貴重な機会だ。 「好人物欠点ナク又(また)長所ナシ」「気骨ナシ」。展示資料の一つ「学生の素行資料」には、学生の名前の下にそんな人物評が短く書かれている。1897(明治30)年の大学創立のころに教員が記したとみられる。「手厳しい。今では考えられないですね」。案内してくれた福家(ふけ)崇洋助教が苦笑いした。 これに加え、東京大に続いて帝国大学として創立された経緯をつづった文書や、大正時代に「貧乏物語」を発表したマルクス経済学者・河上肇の授業を書き取った学生の詳細なノート、1981年にノーベル化学賞を受賞した福井謙一の直筆の博士論文など約40点が並ぶ。
収蔵資料を気軽に利用してもらおうと、県立博物館(山形市)が資料をデータベース化し、ホームページで検索できるサービスを始めた。まずは約3万8千点を公開。今年12月末には約12万点にまで増やし、来年度末までに資料の大部分にあたる30万点以上の公開を目指すという。 データベースはホームページ(http://www.yamagata−museum.jp)の「収蔵資料」のページに収録。化石や土器、古文書などを「地学」「歴史」「考古」など8部門に分けて掲載している。資料名や遺跡名、所在地、年代などで検索もでき、公開資料のうち約2700点は画像も見られる。 同館によると、従来は冊子の目録を発行していたが、専門的すぎて利用者は限られていたという。「データベースは県民にわかりやすく整理した。今後、資料ごとに簡単な説明やコメントもつけていく」と同館。申請すれば、閲覧や撮影、借りることもでき、学校の教材などに活
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