多賀城市に文化財担当職員派遣 太宰府市 2011年5月18日 00:17 カテゴリー:社会 ■板倉の被災状況や収蔵文書など調査 福岡県太宰府市は17日、東日本大震災で被災した宮城県多賀城市に文化財調査担当の職員を派遣すると発表した。多賀城市内に残る木造倉庫「板倉」の被災状況や収蔵文書などを調べる。23日-6月末に交代で延べ6人が従事する予定。太宰府市は多賀城市と友好都市で、派遣要請に応じた。 九州7県の文化財担当部署によると、東日本が被災して九州の自治体が職員を文化財調査に派遣した例はおそらくないという。 多賀城市文化財課によると、板倉は江戸-明治期に建造され、市内に約50棟が現存する。しかし震災による津波で多くが浸水し、所有者が取り壊す懸念もあることから、史跡を抱える全国の市町村などに協力を呼び掛けたという。 太宰府市と多賀城市は、奈良時代に地方の拠点として栄えた共通点を持ち、200