おいしいバターは、こんがりと焼けたトーストの風味を引き立ててくれる。酪農家がこだわって作るものから個性的な輸入品まで、商品選びの幅も広がっている。いつもの朝食が少しぜいたくになるバターを専門家に選んでもらった。1位 エシレバター(有塩) 1320ポイント圧倒的な香りの良さ フランス中西部の自然豊かなエシレ村で育った牛の生乳を原料にして、現地のエシレ酪農協同組合が製造する。乳脂肪分の多い生乳を木製の撹拌(かくはん)機に入れ、100年以上続く伝統的な製法で練り上げている。出来上がったバターはすぐにチルドで空輸する。ヨーグルトのような軽い酸味があり、発酵バター独特の風味が強い。フランスパンに向く無塩の商品もある。料理ではオムレツや魚のムニエル、貝類の白ワインバター蒸しなどに向く。日本の輸入元は片岡物産(東京・港)。 「圧倒的な香りの良さ。トースト1枚でリッチな気分を味わえる」(畔田隆弘さん)、「