ITの進化には目を見張るものがある。デバイスやネットワークの性能は加速度的に向上し続け、大容量データもスムーズにやり取りすることが可能だ。“手のひら”に収まるスマートフォンで「YouTube」や「ニコニコ動画」を楽しむ光景も珍しいものではなくなった。誰もがクリエイターとなり、動画を投稿・発信し、大勢のユーザーがそれを気軽に楽しむことができるのだ。 映像は、文字では伝えきれない動きや雰囲気を視覚的・直感的に伝えられ、細かい説明がなくても見る者に大きなインパクトを与える。映像のメリットをビジネスに活用しようという動きも盛んだ。企業内での研修や情報共有、e-ラーニングへの活用のほか、専門性の高い技術の習得や継承を目的に映像コンテンツを活用する企業もある。 「映像は顧客との有力なコミュニケーションツールにもなります。商品の利用シーンをプロモーションしたり、使い方を動画で紹介することで顧客接点を強化