名古屋駅前の高層ビル群。高層ビルに挟まれロータリーに面しているビルが「大名古屋ビル」=名古屋市中村区で2009年2月21日、本社ヘリから兵藤公治撮影 三菱地所は15日、名古屋市中村区の「大名古屋ビル」と、隣接するホテル「ロイヤルパークイン名古屋」を建て替えると発表した。12年度に着工し、15年度内に完成する計画。「大名古屋ビルヂング」の看板や球体の屋上広告とともに長年、名古屋駅前の顔として親しまれてきた大名古屋ビルが、完成50年を節目に生まれ変わる。 新ビルは地上38階、地下4階建てで高さ約190メートル、延べ床面積は約15万平方メートルとなる計画。地下街への接続のバリアフリー化や周囲の緑地化も進め、「名古屋の玄関口にふさわしいにぎわい施設なども入居させる」という。ホテルは11年2月をめどに営業を終了する。 大名古屋ビルは1962年に完成し、基準地価では所在地が06年まで3年連続で上昇率全