2007年初頭から続くDRAM市場の低迷、いわゆるDRAM不況により、Powerchip Semiconductor(PSC)やエルピーダメモリなど、DRAMメーカーが次々と減産を打ち出している。スポット価格も2ドルを切るなど、ユーザーにとってはありがたいが、業界にとっては非常に困難な状況に直面しているといえる状態となっている。そうしたDRAM業界に対して、どのように見れば良いのか、Qimondaが進めてきた取り組みの現状も含め、キマンダジャパンの代表取締役社長の馬場久雄氏に話を聞いた。 キマンダジャパンの代表取締役社長の馬場久雄氏(2007年1月に就任。それ以前はTSMCジャパンの社長および会長職を歴任したほか、沖電気シリコンソリューションカンパニーのバイスプレジデント兼営業本部長などを務めてきた) ――そもそも現在のDRAM市場の低迷は何に起因しているのでしょう きっかけの始めは、メデ