世界の女性作家によるポスター展が21~23日、岐阜市の岐阜市民会館で開かれる。岐阜県大垣市が主催したポスター展では「子どもも出入りするから」などとして、外された27点を含む156点を展示する。 「世界の女性ポスターデザイナー展」は、日本国際ポスター美術館(大垣市)の主催。展示するのは、もともと大垣市と市教育委員会が5~6月に開いた企画展のために、同美術館が協力して集めた作品だ。日本を含む17の国と地域の31人から寄せられた。 大垣市のポスター展では、市側がスペース不足を理由に「一部を展示から除外する」と美術館側に伝え、27点を展示から外した。除外したのは反戦や反核、ロシアの侵攻を受けるウクライナをテーマにした作品や、女性の裸体をモチーフにした作品など。市教委文化振興課の鈴木元課長は、除外の基準について「会場は子どもを含む大勢の市民が集う公共施設。一定の配慮がいる」と説明している。 美術館側